TOPICS
トピックス
色を活用するインテリアコーディネート
先日診断して貰ったパーソナルカラーが水色だった坂口です。これからますます暑くなって来る季節ですので、水色の服を沢山来て、気持ちだけでも涼やかに過ごせたら良いなと思っています。
皆様は色によって体感温度が変わります。暖色と呼ばれる温かさを感じる色に囲まれるのと、寒色と呼ばれる青や水色などの色に囲まれたときの体感温度は3℃も違うと言われています。
色には温度だけではなく、安らぎだったり、攻撃的な気分になったり、見る人の感情に訴えかける力があります。
今回の記事では色の感情効果を利用したインテリアコーディネートをご紹介したいと思います。
色を揃えるだけ、おしゃれなインテリアコーディネート
部屋をもっと可愛くしたい!と思って可愛い雑貨を集めてみたものの、部屋に飾ってみても何だかごちゃごちゃして可愛くない!なんて感じたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
可愛いインテリアを選ぶことも部屋のコーディネートには大切ですが、100円ショップで集めたインテリアだけでも色を統一するだけでおしゃれな空間になります。
色が多すぎる場合、コーディネートをしようとしてごちゃごちゃしてしまいます。
ですので、テーマを決めてメインとなる色を一色決めます。家具、カーテン、雑貨などの色を統一するだけで、安いインテリアでもまとまりのあるおしゃれな空間を作ることができます。
このメインとなる色をベースカラーと呼びます。一色だけのコーディネートでは味気なくなってしまいますので、このベースカラーに添える色を一色決めます。これをアソートカラーと呼びます。最後にアクセントとなる色を一色決めます。
ベースカラーが全体の70%、アソートカラーが全体の25%、アクセントカラーが全体の5%のバランスを目安にインテリアのコーディネートをすると、きれいな空間を作ることができます。
今、部屋に統一感がなくてバラバラしていると感じている人がいたら、似た色を寄せてみるなど、空間ごとに主役の色を作ると良いかもしれません。
部屋の色とテーマを決める
部屋のインテリアを買うときに部屋のテーマが決まっているとスムーズにインテリアを決めることができます。
テーマを決めるときはもちろん自分の好きなテーマを選ぶのが良いと思いますが、自分の好きなテーマが思い浮かばないときは、部屋の役割や、目的にそって色を選ぶのも良さそうです。
部屋に癒し・安心を求めるとき
寝室など、癒しや休息を部屋に求めるときには、寒暖を感じさせない色が良いと言われています。最初に少しご紹介しましたが、色には温度を感じさせる色があります。
赤、黄色などは暖かさを、青や青紫は涼しさや寒さを感じさせます。暑さも寒さも感じさせない色を中性色といい、これは紫や緑があてはまります。
濃い色は圧迫感を感じさせますので、癒やしを部屋に求める場合にはある程度は明度の高い色を選ぶようにします。
そのことから部屋に癒やしを求めるときにはラベンダーが良いと言われています。
子供部屋など部屋に楽しさを求めるとき
高明度の暖色系が子どもの情操教育に良いと言われています。子供の情操を豊かにすることを目的とした子ども部屋の場合、コーディネートは単色にさせずにカラフルなコーディネートにした方が良いと考えられます。おしゃれなコーディネートにしたいときは統一感を大切に、情操教育を目的とするときはカラフルで視覚から多くの情報を得られるような環境が良いので、いくつも部屋があるときは、部屋ごとにベースカラーを変えるのも良いかもしれません。
勉強や仕事など集中したいとき
集中力を高める効果があると言われているのは青色です。壁や床などは変えるのは難しくても、身の周りの雑貨や本棚の埃よけなどに青色を取り入れることで集中しやすくなるかもしれません。また、青色には人間を冷静にさせる効果があるといわれています。考えさせる効果があるので、物事に行き詰まったり、落ち着いて考えたいときには青色の力を借りるのも良いかもしれません。
色で部屋を広く見せる
色には進出色、後退色といって、手前に飛び出して見える色と、奥に下がって見える色があります。進出色の特徴は明度(色の明るさ)が高く、暖色系の色であること。後退色の特徴は明度が低く、寒色系の色であることです。この特徴を活かして、床など、足元に近いところのある色を暗く、天井に近いところに行くほどに明度を高くすることで、実際の大きさよりも突き抜け感のある開放的な空間を作ることができます。
色の特徴を知り、空間コーディネートに活用するのもおもしろそうです。
まとめ
色に統一感を出すのは、意識して雑貨やインテリアを選べば誰でも簡単におしゃれな空間をつくることができます。
部屋のテーマやベースカラーを決めておくと、買い物に行ったときに100円ショップや、可愛いインテリアを見かけたときに購入したあと「部屋の雰囲気に合わなかった!」ということを防ぐことができるかもしれません。