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お店のホームページに活かしたい!トイレに学ぶ最強のUXとは
こんにちは!
最近かわいい娘(注:ムスメ)ができたWEBディレクターのマルヤマです。
さてみなさん、UX(ユーザーエクスペリエンス)という言葉をご存知ですか?
ウェブ業界に関わりのある方でしたら「何となく耳にしたことがあるなあ」という方も多いかと思います。
では、UXとは具体的にどういうことをなの?何をすればいいの?
と聞かれるとどうでしょうか。
いまいちはっきりと分からないという方、多いのではないでしょうか。
でもご安心ください。
なんとそのヒントが、みなさんが普段から何気なく使っているトイレにあったのです。
そもそもUXとは何なのでしょうか?
ウィキペディアでは以下のように書かれています。
『ユーザーエクスペリエンス(UXと略記されることが多い)は、ISO 9241-210において「製品、システム、サービスを使用した、および/または、使用を予期したことに起因する人の知覚(認知)や反応」と定義されており、ユーザーがある製品やシステムを使ったときに得られる経験や満足など全体を指す用語である。』
ホームページでいうと、「ユーザーがホームページを見て(触れて)得られる体験全般」と一般的に定義されます。
つまり「UXが優れてる」ということは、「ユーザーがそのホームページでとても良い体験ができた」ということで、反対に「UXが悪い(弱い)」ということは、「ユーザーがそのホームページでとても不快な思い(体験)をした」ということが言えます。
どんな商売でも同じことですが、ユーザーに満足を与えることができればサービスを受けたいと思ってもらえる可能性が高くなります。
最近では技術の進歩にくわえインフラの整備もかつてより格段に良くなり、
ホームページでできることは増え、表現する難易度も低くなってきました。
そこで競合と差をつけるにはどうすればいいか?
ということで(ということかどうかは定かではないですが)その先にあるUXを優れたものにしようと考えられるようになったのです。
UIとUXの密接な関係
UIという言葉はご存知でしょうか。
ユーザーインターフェース(User Interface)の略で、ホームページでいうところのボタンやメニューなどにあたります。おおざっぱにいうとホームページを構成している部品のようなものです。
UIとUXは言葉の見た目もさることながら、その意味も似ているため混同してしまっている方もいますが全く別物です。
例えば、お問合わせのリンクで考えてみましょう。
「お問合わせへのリンクがある」→ このリンク自体はUIです。
「リンクが罫線で囲われたボタンになっている」→ このボタンもUIです。
では、「ボタンが周囲に紛れて分かりづらい」これはどうでしょうか。→ 正解は『UIが悪い』ですね。
分かりづらいボタンだった場合、ユーザーはどう感じるでしょうか。
「今すぐにでもお問合わせをしたいのにボタンが分かりづらくてなかなか見つけられなかった」と大変ストレスを抱えると思います。→ これがUXです。
そして、この場合はUXが劣っているホームページだと言うことができます。
このように、UIとUXは非常に関係していることが分かると思います。
トイレのドアに隠されたUI/UXの関係
先日、UIとUXの関係性が一目瞭然で分かる状況に遭遇しました。
下の写真を見てください。
とある施設のトイレの写真です。
この写真をみて2秒でピンときた人はなかなか鋭い感覚をお持ちです。
何がおかしいのでしょうか?
答えはこれです。
そう、ドアの一部の塗装がはげてしまっています。
おそらくこのドアを開けるときにみんなが手をかける場所がここなのでしょう。
これこそがまさにUIとUXを表している写真と言えます。
緑色に白い取っ手が付いているドア … UI
白い取っ手ではなくその上を押してドアを開ける … UX
ということです。
真っ先に考えられる原因としたら取っ手の位置が低いのかもということです。
これだとしたらUIとしては良くありませんので位置を高くする必要があります。
UXはどうでしょうか。
必ずしもそうとは限りませんがこの場合は利用者はあまり良い気持ちはしていないと考えられます。近くに凄くきれいなドアのトイレがあればどうせならばそちらを使いたくなりますよね。
これはホームページにも当然あてはまることです。
ただ、見栄えの良いホームページを作るだけではだめなのです。
ユーザーの行動一つひとつをよく考え、
ストレスや不安を取り除き多くの満足を得てもらえる、
ホームページを作る際にはそんな点をぜひ参考にしてみてください。