TOPICS
トピックス
僕たちはもっと冒険すればいい
幸せに働くとは?
その問いに、明確な「答え」はない。
仕事である以上、
やりたくないこともあるだろう。
我慢しなきゃいけないこともあるだろう。
理不尽なことにぶつかることもあるし、
数字に縛られることもあるかもしれない。
でも、時代は確実に変わってきている。
誰かが決めた“正解”をなぞるだけじゃなく、
自分の手で
“これが自分にとっての幸せな働き方だ”と
思える道をつくる人たちが、
少しずつ増えてきている。
新しい世界や価値観を見つけるのは、いつだって冒険からだ。
過去の常識をなぞるだけでは、
未来もまた「過去の続き」になってしまう。
今と違う未来を生きたいなら、
それを創るためには、
冒険が必要だ。
もちろんそこには、
不安もある。恐怖もある。
うまくいかない悔しさや、心が折れそうな瞬間もある。
でも──
その先にしか見えないものが、たしかにある。
冒険の先にしかない景色がある。
すべての始まりは「ちいさな」ひとことだった
2024年10月。
秋の空は高く澄み、風はほんのり冷たく、
季節がゆっくりと歩みを冬に向けて
進めはじめた頃。
ウェブエイトでは、
とあるZoom面談が行われていた。
画面の向こうにいたのは、
新卒内定者の「ちーちゃん」。
10年ぶりの新卒採用。
その第一号だった。
これまでほぼ中途採用だけでやってきた
ウェブエイトには、
新卒を迎える文化も、
育成の仕組みも、
そして「内定式」という発想も、
正直なかった。
そんな中で、
面談の終わり際。
ちーちゃんが、
ふとつぶやくように言った。
「あの…内定式って、あるんですか?」
その瞬間、
胸がギュッと掴まれたような気がした。
「そうか。
たしかに新卒で入社するって、
人生に一度きりの大切な節目だ。」
ぼくはこれまで、
ライフコーチとして
数多くの人の人生に伴走してきた。
その経験があるからこそ、
ちーちゃんのこの大切な通過点を、
何もせずに通り過ぎさせてしまうわけにはいかないと強く思った。
けど──普通の内定式じゃ、意味がない。
ウェブエイトらしくないし、
ちーちゃんらしくもない。
ただのセレモニーではなく、
「人生を彩る瞬間」にできないか。
そんな想いが、
頭の中をぐるぐると巡る。
この問いはあまりに大きく、
その夜は眠れなかった。
奇跡のタイミングで降りてきた“答え”
翌日。
ぼくは偶然にも、
チームメンバーのゆっちゃんと
「バディランチ」だった。
(※ウェブエイトには、仲間とランチで対話する“バディランチ制度”がある)
ゆっちゃんは
クリエイティブな発想に関してピカイチ!
ユニークな角度から発想する力が半端ない!
これは、ゆっちゃんに相談するしかない。
お店はたしか、近くの焼肉屋。
肉を焼きながら、
すでにワクワクしたその気持ちを
そのままゆっちゃんに打ち明けてみた。
「ちーちゃんにとって一生に一度のタイミング。
何か特別なことがしたい。でも“普通の内定式”じゃないんだよな…」
すると──
ゆっちゃんの目がキラリと光った。
「じゃあさ、新卒のちーちゃん自身が内定式をプロデュースするのはどう?
ウェブエイトはそれを全力で伴走する。
ちーちゃんが、自分のために、自分らしく、人生に刻む式を創る。」
言葉の破壊力がすごかった。
さらに、
「会場は映画館とかおもしろくない?」
「映画館かぁ」
「おお!松本のイオンシネマ借りれるよ!」
「279席の最大スクリーンもいける!!」
「ちーちゃんがメインスピーカーになって、家族や友達に感謝を伝えるとか…」
話すうちに、
どんどんアイデアがふくらんでいく。
やばい!
これはおもしろい!
想像しただけで、
ワクワクが止まらない。
その瞬間、
頭の中に映像が走った。
スポットライトに照らされて、
舞台に立つちーちゃん。
堂々と話している。
未来の自分に誇れるような言葉を、
自分の言葉で。
「これだ──!」
やるなら、ここまでやりたい。
とはいえ、主役が「やりたい」と思わなければ意味がない
ひとつ、気がかりがあった。
それは
「ちーちゃんが本当に、やりたいと思えるか?」
ということ。
ウェブエイトがいくら面白がっても、
本人がワクワクしなければ、
どこまでいっても“会社のイベント”でしかない。
ぼくらは何より、
ちーちゃんが「主役」であることを
大事にしたかった。
だからこそ、
押しつけず、丁寧に想いを伝えた。
1週間後──ちーちゃんの決断
「やりたいです!」
迷いも、不安も、きっとあったはず。
それでも、彼女は前を向いてくれた。
「内定式を自分でつくる」なんて、
ちょっと意味がわからないチャレンジかもしれない。
でも、その決断からすべてが動き始めた。
まだこの時点では、
イベント名すらなかった。
けれどこの瞬間から始まった。
4ヶ月半に及ぶウェブエイト史上最大級の“冒険”
内定式じゃない、就職披露宴。
誰かがつくった「正解」じゃなくて、
自分たちで選び、自分たちで創る。
それは、
ちーちゃんだけの冒険じゃない。
ともに悩み、
ともに笑い、
ともに創った、
ウェブエイトというチームの新しい一歩でもあった。
常識から少しはみ出してみる。
ちょっと遠回りしてみる。
時間も手間もかかるけど、
でもその分だけ“生きた物語”になる。
そんな“ちーちゃん発”の冒険が、
これからのウェブエイトに、
どんな風を吹かせてくれるのか。
しかし
このあと波乱が待ち受けてることは
この時だれも知らない・・・・
僕たちはもっと、冒険すればいい。
いま、
世界は先が読めない時代──VUCAと呼ばれる、
変化と不確実性の渦の中にある。
そして、
日本は千年単位でも類を見ない
「人口減少フェーズ」の真っただ中。
これまでの“当たり前”が、
もう通用しない時代が始まっている。
そんな時代に求められるのは、
過去の正解をなぞることじゃなく、
未来を創り出す“勇気”と“柔軟さ”。
仕事は、
我慢してやるものじゃない。
言われたことをこなすだけでもない。
ただ「辛さ」に耐えることが美徳でもない。
もっと、わくわくしていい。
もっと、イノベイティブでいい。
もっと、自由に挑戦していい。
僕たちはもっと、冒険していいんだ。
それが、これからの時代を生き抜く、いちばんの突破口になる。