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1分で読める怖い話
肝試しの不思議体験
こんにちは、竹中です。
夏といえば、やっぱり怖い話。
毎日うだるような暑さが続いていますが、今日はそんな暑さを少しだけ冷ましてくれる、私が実際に体験した“ちょっと不思議で、少しだけ怖い話”をご紹介します。
忘れられないある夏の夜の出来事。それは、気のせいだったのか。それとも——
あれは私が小学校低学年の時のこと。
私の地区では、夏休みに毎年子どもたちの為に「肝試し」を行っていました。
スタートは地区の公民館。そこから住宅街を抜け、やがて何もない一本道へと進みます。道の先には、お地蔵様がぽつんと立つ十字路があり、そこを右折して再び住宅街を通って公民館へ戻ってくる…という、所要時間10分ほどのコースでした。
道中は、見守りを兼ねた大人たちが時折「わっ!」と脅かしてくる程度で、正直それほど怖いものではありません。私はその日、私の兄と、兄の友だちの3人で肝試しに参加しました。
見知った道を、夜の暗がりの中通るのが少し怖いくらいで、何事もなくゴールへ戻ってきました。
ただ一つ、どうしても気になったことがあり、見守りをしていた大人に尋ねてみました。
「お地蔵様のところに、浴衣を着た女の人と、お人形を背負った子供がいて、2人で花火してたけど…あれ、地区の人?」
すると、大人たちは顔を見合わせて言いました。
「そんな人はいなかったよ。ずっとその近くに隠れていたけど、一度も見かけなかった。」
不思議に思いながら家に帰る道すがら、もう一度お地蔵様の前を通りました。でもそこには、あの2人の姿も、花火をした形跡も、なにひとつ残っていませんでした。
いったい、あの女性と子供は何者だったのでしょうか……。
さらに不思議なことに、何年か経ってからその時話を一緒に体験したはずの兄にしてみたところ、「そんなことあったっけ?」と覚えいていない様子。
私は今でも、あの不思議な体験をはっきりと覚えているのに———
なんとも不思議な夏の夜の出来事でした。
次回私の担当は8月13日(水)、第2弾をお届けします..