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諏訪の冬に現れる奇跡「御神渡り(おみわたり)」をご存じですか?
冬生まれなのに寒いのが苦手…こんにちは、ウェブエイトの竹中です。
今回は、そんな寒い季節にだけ現れる、諏訪ならではの神秘的な自然現象をご紹介します。
長野県諏訪市にある諏訪湖では、冬になると「御神渡り」と呼ばれる不思議な現象が起こることがあります。
湖が全面的に凍り、寒暖差によって氷が押し上げられ、まるで湖の上に一本の道ができたように見える現象です。
昔から諏訪では、諏訪大社上社の神様が下社の神様のもとへ渡った跡と伝えられ、自然現象でありながら信仰とも深く結びついてきました。
実は、公式に「認定」される現象です
御神渡りは、ただ氷が押し上げられれば良いというものではありません。
毎年、八剱神社の関係者によって「拝観式」が行われ、条件を満たした場合のみ「御神渡りが出現した」と正式に認定されます。
この記録は500年以上も続いており、諏訪湖は世界的にも珍しい自然観測の場として知られています。
温暖化で変わりつつある、諏訪の冬
近年は暖冬の影響もあり、諏訪湖が全面結氷しない年が増え、湖が凍らない「明けの海」と呼ばれる状態が続くことも珍しくありません。
そのため、御神渡りはほとんど見られなくなっており、直近で確認されたのは2018年です。
御神渡りは、諏訪の冬の風物詩であると同時に、気候の変化を私たちに教えてくれる存在でもあります。

実は私自身も、2018年の御神渡りを見に諏訪湖を訪れました。
実際にその場に立つと、寒さや静けさも含めて「特別な瞬間」だと実感しました。
今年は見ることができるのでしょうか?
御神渡りが現れるには、厳しい寒さが何日も続く必要があります。
そのため、今年見られるかどうかは自然次第ですが、冬になると地元では「今年はどうかな?」と話題に上るのが恒例です。
見られたら本当にラッキー。
そんな希少な存在になっているからこそ、より大切に感じられるのかもしれません。
自然とともにある暮らしを
実際に御神渡りを目にした経験は、自然の美しさだけでなく、その変化にも目を向けるきっかけになりました。
私たちの身近な環境がこれからどう変わっていくのか。
諏訪湖の御神渡りは、そんなことを静かに問いかけてくれているように思います。
